上川カイロプラクティック研究所

腰痛・膝痛・骨盤の歪み・O脚・外反母趾なら

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埼玉県川口市中青木2丁目15−33

四十肩とは

四十肩の本態は複数筋肉の同時攣縮


四十肩の原因の多くは、複数の筋肉が同時に非常に強く攣縮(れんしゅく:強く縮んでいること)することが原因で起きています。しかも、それがある特定の一連の動作をしたときに起きるのです。
こうした場合は、そのような反応がどういう順番で起きるのかを検査して、それらの筋肉に対して同時に手技による振動刺激を入れることで「攣縮」を解除できます。
四十肩を多くの施術家が苦手としているのは、このような仕組みを理解しておらず、固くなった筋肉をひとつ見つけたらそれひとつだけで緩めようとしているためうまく緩まないからということが多いです。
そうして、施術の効果が出せないまま長く時間が経過して、急性の異常は慢性の状態に移行します。
筋紡錘細胞(筋肉の伸縮を完治するセンサー)の機能不全
こうして四十肩が慢性期に移行すると、肩を動かすことが十分にできない状態が続くため、長い間にわたって使われない筋肉が出てきてしまいます。そのように長期間に筋肉が伸び縮みをしていないと、今、この筋肉が伸びているのか縮まっているのかを判定する筋肉の中に内蔵されているセンサーも使われないために狂ってきてしまいます。もし、そうなると、筋肉は少し動かされただけにも関わらず、センサーの狂いのために関節が壊れる寸前まで過剰に動かされたものと判定してしまい、急ブレーキをかけるがごとくに筋肉の伸縮を止めさせてしまいます。これをスパズムといいます。
このセンサーの狂いをリセットするためには、筋紡錘細胞テクニックといって筋腹に筋肉を縮めるような方向で働きかける技法が必要になります。
このテクニックはアプライド・キネシオロジー(応用運動学)というアメリカのカイロプラクターである、ジョージ・グッドハートによって体系化された一連の技術の一つです。当院の院長はこのキネシオロジーという効果的で安全な技法を10年以上にわたって学び続けてきました。


四十肩の慢性状態は組織変性を伴う


そのように慢性状態に陥った四十肩で生理学的に起きているのは、筋肉を包む筋膜組織と筋肉本体の変性です。変性とはどういうことかというと、筋肉組織を構成する細胞内の微細な構造体(筋小胞体といいます)の破壊が起きるということです。その結果、血中のカルシウムイオンが高くなることで筋肉が収縮したまま戻らなくなるのです。こうなると、壊れた細胞の修復が行われることと、過剰になったカルシウムを排出することが行われなければいけないことになります。この状態の改善は手技療法だけでは無理な部分があり、栄養についてのアドバイスも必要になってきます。なお、この点に関して当院では、栄養についてのアドバイスをどの脊柱が機能不全を起こしているかということと栄養や特定の食品の過不足が関係していることにも続いたアドバイスをしています。また筋肉反射テストを用いて、ご本人にその栄養物や食品があっているかどうかのご相談もお受けしています。

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