年齢を重ねるにつれて、愛犬が階段やちょっとした段差をためらうようになったり、背中の丸みなど姿勢の変化が気になったりすることはありませんか?
「もうシニア犬だから仕方ないのかな・・・」と、ただ見守っているままの飼い主様も多いかもしれません。しかし当院では、年齢のせいだと諦められがちな変化に対しても、物理的な骨格と内臓やエネルギーの両面から生命の物語を読み解き、生き物本来の命が全体として美しく整った状態へと整えています。
症例)段差が苦手になり、姿勢が変化してきた13歳のシーズー(オス)
階段や段差の上り下りが徐々に苦手になり、日常の姿勢にも違和感が出てきたという13歳のシーズーちゃん。さらに、散歩をしていると段々と頭が下がってきてしまうという症状もありました。当院が得意とする代理筋肉反射テストで、全身の繋がりから愛犬の生命の声を聴いていきました。
構造の解読:全身の連動エラーを正す
キネシオロジーと優しい触診で読み解くと、背骨全体が右側にカーブする側弯(そくわん)状態になっていました。これは単に骨が曲がっているのではなく、全身を包む筋膜の引きつれや、腰の深層にある筋肉(右大腰筋)、そして左の肋骨の下側の過剰な緊張が原因となって骨格を引っ張っていたのです。
波動の解読:内臓と神経のサインを解放する
さらに深く読み解くため、代理筋肉反射テストで調べていくと、左の肩関節や右後ろ足の裏側、そして内臓である「腎臓」にもエラーの反応が見つかりました。足の裏(肉球)の状態という抹消の器官は良好でしたが、脳の奥深く(橋や小脳といったバランスや神経伝達に関わる部分)に見えない緊張のサインが隠れていました。姿勢の崩れは、筋肉の衰えだけでなく、こうした内臓や中枢神経(脳)の疲労が複雑に絡み合っていたのです。
これに対しては、「クラニオバイオダイナミクス」という生命の微細なリズムを整える極めてソフトな手技を用いました。頭頂部、頭の横(側頭葉)、そして顎の関節の3箇所に優しく触れ深くリラックスした状態に入ってもらった上で、全身の構造と神経の緊張を静かにそっと解いていきました。
統合:生命の物語を再編する
すべての体のノイズを取って整えた後日、飼い主様から嬉しいご報告のお電話をいただきました。お座りしている時の腰の曲がりが減り、立っている時に気になっていた「尻尾の付け根から10cmほど上の部分」の背骨の曲がりもなくなったとのことです。
「もう年だから仕方ない」——それは決して年齢だけが原因ではないんです。筋膜のねじれや内臓の疲労、神経のサインが、声なき「エラー」として現れ、姿勢を崩したり動きを制限していることがとても多いのです。
こうした愛犬の日常のささいな変化や「老化かな?」と迷われた時、どうか諦めず彼らの声を聴きに当院へご相談ください。


