17歳という超高齢になってもダンスの競技会に出場するほど、素晴らしい運動能力を持ったトイプードルちゃん。そんな元気な愛犬が、少しずつ日常の動作に違和感を見せ始めたら?
当院では、年齢のせいだと諦められがちな変化に対しても、物理的な骨格と、内臓やエネルギーの両側面から生命の物語を読み解き、生き物本来の全体として美しく整った状態へと整えています。
症例)17歳のトイプードル(オス)
最近、背骨が丸く曲がってきたことが気になるとのことでした。以前はできていた階段の上りができなくなり、お座りにも時間がかかり、後ろ脚を外に投げ出すような不自然な座り方(横座りのような状態)になっていました。また、家の中で走って止まる時につるっと滑って踏ん張れず、腰を触られるのを嫌がり、寝返りを打たせようと横に転がすと「キャン!」と鳴いて痛がる状態でした。
構造の解読:全身の連動エラーを正す
当院が得意とする代理筋肉反射テストと優しい触診で全身の繋がりを読み解いていくと、腰の骨(腰椎の6番・7番)と骨盤の中心にある骨(仙椎)に、左右交互の複雑な捻じれが生じていることがわかりました。姿勢を保てないためか、後ろ脚の筋肉もすねの前側・ももの後ろ側ともに強く緊張してこわばっていました。
これに対しては、オステオパシーの「クラニオバイオ」という、生命の微細なリズムを整える極めてソフトな手技で、静かにそっと腰と骨盤の構造を整えました。さらに、動きの硬くなっていた背中(胸椎5番)の関節に対しては、肋骨と横隔膜を通じて関節の動きを滑らかにする手技(スティルテクニック)を無理なく優しく行いました。
波動の解読:内臓とエネルギーの繋がりを解放する
表面的な骨格だけでなく、さらに深く読み解いていきます。内臓を丁寧に触診すると、大腸の一部(下行結腸)にも硬さが見られたため、ここにもクラニオバイオのソフトな手技でアプローチしました。
さらに、代理筋肉反射テストで東洋医学的なエネルギーの通り道(経絡)を調べると、「脾経(ひけい)」という消化や筋肉の働きに関わる経路にエラーのサインが見つかりました。キネシオロジーの調整技術を用いて、このエネルギーの滞りも解放できました。
統合:生命の物語を再編集する
骨格の捻じれ、内臓の緊張、そしてエネルギーの滞り。これらすべてのノイズを取って整えた結果、わずか1回の施術で痛みや歩きにくさといった症状は完全に消失しました。次回の訪問時にも症状の再発はなく、見事に元通りの整った歩行状態を維持してくれていました。
「もう年だから、色々とできなくなるのは仕方ない」——それは決して年齢だけが原因ではありません。筋膜のねじれや内臓の疲労、エネルギーの不調サインが、声なき「エラー」として現れ、動きを制限していることがとても多いのです。
愛犬の些細な違和感や「あれ、老化かな?」と迷われた時こそ、どうか諦めずに、ぜひ彼らの声を聴きに当院へご相談ください。


