ドライブ中、愛犬が突然悲鳴を上げて痛がり始めたら、飼い主様も本当に驚いてしまいますよね。動物病院のレントゲンで「骨にトゲ(骨棘)がありますね」と言われた時、果たしてそのトゲだけが突然の痛みの原因なのでしょうか?
当院では物理的な骨格と、内臓やエネルギーの両側面から生命の物語を読み解いて、生き物本来の全体として美しく整った状態へと整えています。
症例)ドライブ中に突然泣き出した6歳のポメラニアン
普段は出張施術が中心ですが、今回は急患での飛び込み来院でした。車で移動中、キャリーバッグの中で1時間ほど過ごした後に突然悲鳴を上げ、頭や首の左側を触ると「キャン!」と鳴いてしまう状態です。病院の検査では「首の骨に1箇所、角(骨棘)がある」との診断。当院が得意とする代理筋肉反射テストで、全身の繋がりから愛犬の生命の声を聴いていきました。
構造の解読:全身の連動エラーを正す
キネシオロジーと優しい触診で読み解くと、痛がる左側だけではなく、首の付け根(頸椎1番)や背中の上部(胸椎1番・2番)が右方向に捻じれ、右脇の肋骨も動きが硬くなっていました。狭いバッグの中での偏った姿勢が引き金になったのかもしれません。これに対しては、オステオパシーの関節の動きを滑らかにする手技(スティルテクニック)を用いて、無理なく静かにそっと骨格の構造を整えました。
波動の解読:内臓のサインを解放する
表面的な骨格だけでなく、さらに深く読み解いていきます。代理筋肉反射テストで確認すると、「胃」にエラーの反応が見つかりました。車での移動による揺れや精神的な緊張が、胃の周りの強張りを生んでいたようです。これに対して、胴体全体(体幹部)を包む筋膜の緊張をフワッと解き放つ筋膜リリースを行いました。
統合:生命エネルギーの流れを再編する
骨格の捻じれと胃周りの緊張を解き、体のノイズを取って整えた結果、首や頭を触っても全く痛がらなくなりました。
レントゲンに写った「骨のトゲ」が車の中で突然生えたわけではありません。姿勢の崩れや内臓の緊張といった全身の「エラー」が重なり、許容量を超えて痛みのサインとして現れていたのです。
「骨にトゲがあるから痛むのは仕方ない」——骨のトゲそのものは原因のすべてではありません。筋膜のねじれや内臓の強張りは、愛犬の行動や動作や鳴き声にも現れています。
愛犬の突然の痛みなどでどうすればいいか迷われた時、ぜひ彼らの声を聴きに当院へご相談ください。


